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zoom RSS アタプーが水を差す

<<   作成日時 : 2006/03/09 11:42   >>

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画像アタプーに移動した僕はカンペットから紹介された彼のお兄さん、スリチャンに連絡し、彼にアタプーの郊外へと連れて行ってもらった。

ラオス人と共に行動する場合、彼らのアイデンティティーとのギャップというのが常にあると考えてよい。
例えば、日本人が見て美しいと感じる景色や、楽しいと思える事、普通に考える将来やその他、それはラオス人のそれとは全然違っていたりもする。
もちろんラオス人に悪意がある訳ではない。ただ感覚が違うだけなのだ。

アタプーではたまたまそれが如実に出る結果となった。

アタプーで僕が撮りたかったのは、単純に美しい自然の風景で、第一希望としてはセースーという川の切り立った断崖絶壁の風景だった。
しかし、そこに行くのは大変らしい。

そこで連れて行ってくれたのは、ベトナム国境方面へと延びる国道の先。
この道は今、急ピッチで舗装化が進められており、近々外国人に対しても国境が解放されるらしい。
アタプーから国境までは100kmほどで、今、50km地点まで工事が終わっている。

ミー・タマサート・ラーイ・ンガーム・ノ(自然がいっぱいだよ、きれいだね)
しかし、峠からは霞んだ森が眼下に広がるだけだった。

自分が今、製作中の本は、あくまで旅行者レベルでも頑張ればなんとか行けちゃう、そういうところを紹介しようと考えている。
しかし、この森の景色を見るためにはるばるここに来る旅行者がいるとは考えにくい。
なかなか説明は難しい。

画像言葉では上手く説明できないが、ラオス人の考える美しい景気とは、四季折々の表情を見せる景色に慣れた日本人からすると微妙に甘い。
日本人はなかなか満足できないのである。

しかし、これは僕をわざわざ連れて行ってくれたカンペットのお兄さんや、彼の会社の同僚の人たちを責めているのではない。
単に感覚が違うというだけで、むしろ貴重な時間を割いてくれた事に感謝している。

ラオスの人と行動する場合、如何に自分の考えをわかってもらえるか?
それが今後の課題である。

アタプーはいずれにせよ、もう一度取材しなくてはならないが、この県は他と違い、観光にはさほど力を入れていないような気がする。
お隣のチャンパサックは観光資源も多く、ツーリズムも年々整備され手際よくいくつかの観光地を周れるようになってきた。
が、アタプーは難しい。
観光をしようにも全てがチャーターか、バイクなどを使って自分の足で周るしかない。

この地で今、一番お金を生んでいるのは建材である。
木材と山から切り出す石材、セメント。
今、アタプーでは多くのプロジェクトが進行している。

大丈夫。アタプーには木がいっぱいあるから。

画像ビエンチャンから最も遠い南の町は、近い将来すっかりその姿を変えてしまうかもしれない。

現在もゴルフ場やリゾートの開発が進んでいて、プロジェクトを通じてベトナムや他の国々との公益に余念がない。

セコーンですっかり田舎を堪能した僕は少々面食らってしまった。
ま、単に相性が悪いだけなのかもしれないが…。

更に最悪だったのは、夜、ゲストハウスに帰るとすぐ、部屋のドアがノックされ、ドアを開けると女性がマッハの速さで部屋の中に入ってきて、後ろ手にドアをロックして僕にこう言った。

「ノーン・ナムカン・ノ」(一緒に寝ようね)

寝るかー!

「ノーン・プーディヨウ・ボー?」(一人で寝るの?)

はい。当然です。

町外れならともかく、町の中心部にある外国人も利用するゲストハウスでは異例な事です。

びっくりした。つーか、怖かったし。

写真は上から

・アタプーには立派な家が多い
・パーヒンタンの夕暮れ
・ホーチミンルートに残る旧ソ連製ミサイル

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