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<<   作成日時 : 2008/10/24 12:35   >>

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Web媒体と紙媒体。

そのどちらも自分はやるが、このところ、つくづく感じるのは、両者の仕事の進め方、制作に携わる者の意識、現場の違い。

まず、それぞれの特色で言うと、基本的に紙はずっと残るものであるのに対し、Webは残らない。
印刷でもして取っておかなければ、どんどん変わっていってしまい、自分も過去にやった仕事のページとか、今見ようと思っても既に無いわけで、残しておきたいものは仕方なく印刷してファイリングしてたりする。
ただ、印刷という行程を経ず、すぐさまアップできるというのもWebならではで、例えば今撮った写真をすぐにサイト上に載せられ、それを全世界の人が見れるというのは紙媒体に対する圧倒的なアドバンテージだと思う。
それは、以前、ガイドブック関係の編集をしている人をもってして
「どんなに頑張っても早さではWebに敵わない」
と言わしめたほど。
確かにそうだと思う。

今や紙媒体にしてもWeb媒体にしても撮るほうは、ほぼデジタルになっている。
紙媒体にしたってテキストはもちろん、写真原稿もネットで送ったり、確認したりしてるんだけど、決定的に違うのは、紙をやっている編集は自分の担当したページ全体を考えているのに対し、Webの場合は最初のサイト構築や立ち上げ時を除いて、通常は予め決まったフォーマットの中にテキストや写真を当てはめるだけの、要するに更新、或いは差し替え作業なので、必ずしも全体のイメージを構築する必要がないというところにある。

紙媒体の編集は自分で担当ページ全体像のイメージを持っていて、それを元にカメラマン、ライター、デザイナーなどに指示をしているため、例えば取材立会い時に現場でも、その自分のイメージとずれないよう指示や要求をする。
そういう意味では他の人の仕事の領域にも足を踏み入れたり、逆に気を使ったりする。
場合によってはカメラマン個人のセンスを信じて自由に冒険的な絵を撮らせたりもね。

ところがこれが、Web(敢えてここでは編集ではなく制作とする)の場合は、自分の仕事で手一杯で、他の人がやっている事は自分の領域外だと思っている人が多い。
これは、両者の制作工程や与えられた時間、形態による差だと思うが、自分自身の経験としても
「撮影はカメラマンの仕事で、自分にはわかりませんからお任せします」
というスタンスがWebの制作者には実に多い。

カメラマン側から言うと、そう言われた多くのカメラマンは冒険をせず、とにかく無難(オーソドックス)に撮る事だろう。

これは偏に、スピードを要求するWeb媒体がその効率性から分業で仕事を進め、多くの制作者がそのやり方に慣らされてしまっている弊害だと思うが、いいものを作るためにはある程度の時間は必要なのである。
「時間がないので5分で撮ってもらえますか」
と言われれば、なんとか5分で撮るだろうけど、その場合はもちろん凝ったライティングや撮り方などはできないので、当然高いクォリティーは望めず、とりあえず写っているという写真になりがちで、それを「カメラマンの腕が悪いからだ」と言われると、なんともやり切れない気持ちになる。

考えてみれば、そういう世界しか知らなければ、そのやり方が全てになってしまうんだろうとは思うが、カメラマンに限らず、ライターにしても、士気が下がってしまうのは言うまでもない事だ。

自分で自由にできる部分が少ないので致し方ないところなのかもしれないが、プロのライターが書いた文章をぶった切ってつなげたり、最初からカメラマンにトリミングありきの撮影を依頼するっていうのは、紙媒体では考えられない話。

時代ですね〜。

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