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zoom RSS PEN E-P1でOLYMPUSがやった事、やらなかった事。

<<   作成日時 : 2009/06/18 13:37   >>

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OLYMPUS PEN E-P1が発表されてから2日。

自分の周りでもこのカメラへの注目度は高く、
「早く実機に触れてみたい」
「既に購入を考えている」
という人がけっこういたりするのですが、なにぶん、新しいカテゴリーのカメラなので、戸惑っている人も多いみたいですね。

発表会でもOLYMPUSの方が
「プロの方にも是非、究極のプライベートカメラとしてお使い戴きたい」
と言っていましたが、そう、このカメラの個性として、普段一眼レフで行っている仕事の現場での使用というのはちょっと難しい。

ネットでもいろいろ話題が挙がっていますが、このPEN E-P1というのは、かなり思い切ったコンセプトのカメラだと思います。

以下、その思い切りのためにOLYMPUSという会社が下した判断と、その理由を考えてみます。
理由については、私個人が
「こうなんじゃないかな?」
と思う程度のもので、実際にOLYMPUSの開発の人に聞いたという事ではありません。
だから、
「え?そうなのか!」
などと鵜呑みにしないようにお願いいたします(^_^;)

【やらなかった事】

「内蔵フラッシュの搭載」
これはネットでもかなり言われていますね〜。あるほうが便利だと。
でも、コンパクトカメラに付いてるようなやつだと、標準ズームでもけられちゃうんですよね。
じゃあ、けられないようなフラッシュを付けるとなると、デザインは大幅に変更する必要があります。
ひょっとしたら、このスタイルではなくて、PanasonicのGシリーズのような一眼レフっぽい形にしたほうが無理が無いかもしれません。
でも、もし同じスタイルで出したら、新鮮味はありませんよね。
また、その場合はおそらくPENという名前は付けられません。
CONTAXのG1&G2、KONICA HEXAR RFにも内蔵フラッシュはありませんでしたし、もちろんOLYMPUS PENにもフラッシュは非搭載です。
理由はいろいろあると思いますが、たぶん、第一にデザイン、そして(わかりませんが)、重量の問題もあったのだろうと思います。

「高詳細液晶モニターの搭載」
これも、例えば92万画素の液晶モニターであったら…という意見がよく聞かれます。
発表会の時に確認したのですが、E-P1の液晶モニターは、ハイパークリスタルU液晶と同等のものという事でした。
これは、実は自分も少し残念なところでした。
理由はコストでしょうか?よくわかりません。3.0型という大型の液晶になっているので、今の段階でそれにあった適切なものを選んだという事でしょうか。
しかし、実機で見てみる限り、特に見難いという印象もありませんでした。

「バリアングル液晶の搭載」
自分は、何度もこのブログで「ライブビューはバリアングルじゃないと意味がない」と書いているほど、バリアングル推進派(?)だったりするのですが、このE-P1に関して言うと「無くて正解!」と思っています。
自分がバリアングルを推すのは、ライブビューで両手を前に伸ばして撮る撮り方はどうしてもカメラのホールドが不安定になるのですが、これがバリアングルであれば、カメラをぐっと体に引き寄せ、ウェストレベルで撮る事により、ある程度安定した形でカメラを構える事ができるからです。
しかし、このカメラにバリアングルの液晶をつけてしまうと、おそらくボディーの厚みが増大するのと、スパルタンさ、速写性が無くなってしまいます。
スパルタンさってちょっとあれですが、ストイックさとでも申しましょうか、なんでもある便利さとは別に、無い事によるちょっと不自由な部分。
ええ、もちろん不自由です。
でも、不自由が故に、自ら苦労、努力して撮影する。

自分もE-3やE-620のバリアングル液晶を便利に使っています。
例えば、きれいな花を見つけて、それをローアングルで撮影する場合も、これらの機種であればバリアングルモニターを使ってライブビューでサッと撮影する事ができます。
しかし、液晶が固定だと、腹ばいになって撮影しなくてはならないかもしれません。
これが努力で思い入れです。
もちろん不便でイマドキじゃないんですけどね。

速写性というのは、鞄からサッとだしてすぐ撮れるみたいな事ですが、よくカメラの電源スイッチを入れてから実際に撮影できるまでの時間、起動時間というのが言われますが、これがバリアングルの場合も、普段は保護のために液晶モニターをひっくり返している事が多いので、実際に撮影するにはちょっと時間がかかるのです。
光学ファインダーがあるE-3やE-620では、液晶を見なくても撮る事ができますが、E-P1ではかなりもたもたしてしまうかもしれません。

「ファインダーの搭載」
これもあったほうが良いという意見が多いですね。
しかし、これも搭載する事によって、カメラ自体のサイズは大きくなりますね。
デザインもそうですが、たぶんOLYMPUSは、この大きさ重量の部分でもかなり拘ったんじゃないかと…。
「レンズ交換型カメラとして世界最小最軽量」
この売り文句があるとないのとでは違います。
そういう判断でしょうか。
EVFはOLYMPUSも開発しているみたいですね。

【やった事】

「金属ボディーの採用」
これは軽量という部分だけで言うと、エンジニアプラスチックとかにしたほうが、更に軽量化する事ができたはずです。しかし、どうしても高級感はスポイルされます。
OLYMPUSは発表会でも何回も上質という単語を口にしていました。
実際にE-P1を手にした時、ズシッとくる適度な重さと、比熱がある金属ボディーならではのひんやりとした感触。これは、かつての高級コンパクトとと同じく、十分所有感を満たすものです。
しかし、軽量と金属ボディー、おそらくOLYMPUSはぎりぎりのセンで、カメラの重量を決めたはずで、堅牢性という部分ではちょっと難しいのかもしれませんね。
まあ、このカメラにE-3並の堅牢性を求める事もないのですが。

「手ブレ補正搭載」
これはライブビュー専用機としては必須だったのでしょう。
手ブレ補正「IS」はOLYMPUSが拘ってきた機能で、ライブビュー機能搭載機で採用されなかったのはE-4○○系のみ。
これは小型ボディーのために、ISを搭載するスペースがなかったというのが当事の理由なのですが、OLYMPUSはおそらく、このE-P1には開発の段階からISを搭載するつもりでいて、E-620で小型化したISユニットを搭載。それも、このE-P1への布石だったのでしょう。

「沈胴式ズームレンズの開発」
写真でもわかる通り、このズームレンズ、撮影時にはびよ〜んと伸びて、決してコンパクトではありません。しかし、持ち歩く時の携帯性を考えて、こういうスタイルにしたのだと思います。

「17mm(換算約35mm相当)のパンケーキレンズの開発」
パンケーキといえば、ZDの25mmがありますが、このレンズの発売後から
「もっと広角のパンケーキレンズが欲しい」
という意見が数多くあったと思います。
ひょっとしたら25mmとかで作ったほうがもっと薄く作れたのかもしれませんが、そういう声に応えた焦点距離なのでしょう。

「OM&フォーサーズアダプターの販売」
これはまあ、二つの異なるマウントのカメラ&レンズを併売する会社としては、既存のレンズを使用できる変換アダプターというのは必要だと思います。下手をするとユーザーの切り捨てになっちゃいますからね。
でもOLYMPUSの場合、Panasonic製のと違って、自社のレンズに限ってではありますが、コントラストAF非対応のレンズでもAF可能としたのは評価できます。
OMアダプターは既存のOM-フォーサーズアダプターとの併用でも良かったのですが、よりスマートになるように、OM−マイクロフォーサーズアダプターを作ったと説明がありました。これも悪くないですね。

「バッテリーはBLS-1を採用」
よりコンパクトに…っていう事で言うと、同社のコンパクトカメラに採用しているもっと小型のバッテリーでも良いような気がしますが、常にライブビューで撮影するという事で、ある程度の容量を確保しなくてはならなかったのと、コストダウンによるのでしょうね。
ただ、既にE-400、E-410、E-420、E-620を持っている人にとっては、チャージャー共々使い回しができるので、良い点と言えます。

「動画機能搭載」
これはやはり時代の流れというか、コンパクトカメラにも動画機能が付いていたりするので、コンパクトからステップアップした人が
「あれ?動画撮れないの?」
ってならないようにだと思いますが…。
って事は、撮像素子はE-30、E-620ともG1、GH1とも違う?
それともエンジン次第でなんとでもなったという話なんでしょうか。

「PENというネーミングの採用」
正直、OLYMPUS PENという名前になんらかの想いを持てるという世代は、かなり上の世代で、今の若い人にとっては新しい名前なんだと思います。
だから、特に「PENだから」という事では通用しないような気もします。
しかし、そういう若い人にも
「PENっていうのはこの形」
「この形をしたものがPEN」
というのが定着すれば、Canonの「Kiss」のように新たなブランドという事になっていくのかもしれません。

いずれにせよ、このPEN E-P1は一眼レフではありません。
だから、例えば高機能という事でカメラを選ぶ人には向かないかも…という風に思います。
携帯性と高画質。
一眼レフとコンパクトカメラの間を繋ぐもの。
なので、賛否両論かもしれませんが、こういう冒険をするメーカーってやっぱり面白いですね。

デザイン的な事で言うと、OLYMPUSは過去にも
E-300、E-330という、おおよそ一眼レフらしくないカメラを発売した事がありました。
で、やはり賛否両論でした。
一眼レフが好きな人にとっては(ペンタプリズムのない)独特のデザインは、受け入れがたいものであったようですし、OLYMPUSもその後、これらの後継機を世に出す事をしませんでした。
しかし、今になって、またこれらの形状も悪くないという声も聞かれますし、一部では後継機を望む声もあったりします。
OLYMPUSとしては失敗だったのでしょうが、ここに来てまたこんな独特な形状のカメラを出すという冒険ができるメーカーもそうそうないような気もします。




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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
まさに私にとっては、ジャストミートの一品です!
今すぐは必要ないかも知れないですが、
きっと買うかなって気がします!

まだ手に取っていない私にとっては、
良い情報を頂いたと感謝しております♪
yoshi@
2009/06/18 14:24
>yoshi@さん

自転車に乗って、メッセンジャーバッグからサッとこのE-P1を取り出して撮影したりしたら、すごくお洒落ですね。
Gucchi
2009/06/18 17:02
発表会楽しかったですね。

サラリーマンの私としては
、日々の通勤時間を撮影タイムにしたかったのですが、E-30+14-54II(約1.1キロ)を持ち歩くのは厳しいので断念していました。ところが、E-P1だと、パンケーキ付でわずか410gです。画質は同等以上だと思われますし。
 さっそく注文しましたので、ストイックにハードに使って行くつもりです。

>自社のレンズに限ってではありますが、コントラストAF非対応のレンズでもAF可能としたのは評価できます。

フォーサーズレンズなら、他社のものもAFが利くようですよ。

http://digital-faq.olympus.co.jp/faq/1028/app/servlet/qadoc?DI102606

Small Life Watcher
2009/06/19 12:39
>Small Life Watcherさん

早速購入ですか!素早い判断ですね〜。
確かに、いくらE-3比では軽いとはいえ、E-30と14-54を常に持って歩くのはしんどいですよね〜。
自分はE-620と14-42なので幾分楽ですが、それでもE-P1の気軽さには敵いません。

レンズはそうだったんですね〜。
どうもマウントアダプターではなく、E-P1側に仕掛けがあるみたいですね。
表では、EC-14は×になってましたが、あれ?50マクロ付けた時ってMFで撮ってましたっけ?
済みません、多少アルコールが入っていたので、よく覚えていません(^_^;)
Gucchi
2009/06/19 17:04
 去年の夏のマイクロフォーサーズ発表依頼待ち通しでしたから、入れ食いでした(笑)。
 最初は、内蔵フラッシュなし、EVFなしに戸惑ったのですが、何でもありでは、どうしても軽快さが犠牲になると考え直し、敢えてシンプルのものの方が撮影に集中できるのではと決断しました。

>EC-14

 そうそう、あの時は、50mmマクロにEC-14付けて撮りましたが、AF利いてましたよ。けっこう暗かったんですがね。
 70-300mm+EC-14なんかも、オリンパスの公式アナウンスは、MFオンリーですが、実際にはけっこう利きます。オリンパスは他社に比べて、慎重というか、、、社内の基準レベルが高いのかもしれません。
 今回も、精度がどこまであるかはわかりませんが、S-AF+MFモードで、ある程度追い込めれば、後は手動フォーカスすればいいわけですから、動かないよりぜんぜんましだと思います。

 ライブビューのみで、どこまで撮れるかチャレンジです(笑)。
Small Life Watcher
2009/06/19 18:12
>Small Life Watcherさん

自分は購入動機がE-620と被るので、ちょっと思案中ですが、仕事ではないスナップやメモ、ブログ用にはE-P1のほうが向いてるかも…と思っています。
もうちょっと悩みます。

EC-14はそうですよね。AFで撮ってた記憶があります。
アルコール入ってたし…(^_^;)
オリンパスのZDレンズ群は、コントラストAF未対応のものも精度だけの問題で、実はコントラストAFを作動させる事ができるみたいなのですが、おそらくROMで認証し、制限してるのだと思います。
ま、全部SDW、全部コントラストAF対応となればいいんですが、そうなったらなったで買い替えが大変そうです(^_^;)
Gucchi
2009/06/19 18:29
新ペンの解説興味深く拝見しました。
ファインダーとフラッシュどちらも思い切りよく切り捨てたのは理解できます。ライブビューだと視野率100%ですし、コンデジのDiMAGE Xgのファインダーはほとんど不要でしたから。
本体重量300gを切ってくるかと思ったのですがさすがに手ぶれ補正機能がついては難しい。やはりデジ一に分類されるカメラですね。
画質に求めるものはE-420でもかなえられるので、自宅在庫カメラの増殖は抑えたいと考え中です。

ルアンパバーンにて

ピーターコン祭りは宿の手配が不調で今回は見送るつもり、ウボンのろうそく祭りでさえ宿が取れません。
こちらは行けば何とかなると思います。
ろっきい
2009/06/20 13:45
>ろっきいさん

自分の場合、E-P1は「これ一台」では厳しいカメラ。
でも「サブ」か?って言うと、それも違う。
「使ってやろう」と思わないと、存在意義のないカメラですね。あくまでも自分にとって。

ピータコンはそうですか。噂には聞いてましたが、混むんですね〜。
自分は海外だけでなく日本でもですが、人ごみが嫌いなんで、祭りとかにはほとんど行かないんですよね〜。
Gucchi
2009/06/21 16:28
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じょ
2009/07/31 11:14

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